ビタミンCの効果
ビタミンの中でも一番摂取量の多いものはビタミンCだと思います。
今では、のどが渇いて何か飲もうとたまたま買った飲料にまでビタミンCが配合されていたりしますが、 ビタミンCの効果と言えば、一番に初めに思いつくのは美白とか美肌とかでしょうか?
美白効果を期待して毎日欠かさずサプリメントを飲んでいる女性もいることでしょう。
ビタミンCは、皮膚の張りを保つコラーゲンの生成になくてはならないビタミンで、欠乏すると細胞壁がもろくなって血管や筋肉などから出血が起きてしまいます。
これが、かつて壊血病として多くの死者を出し、人々に恐れられた病気の原因なのです。
ビタミンCの効果としては、もう一つ重要なのが免疫力を強化してくれること。
風邪やウィルス性の病気を予防する力があります。
ビタミンCの弱点
ビタミンCは、野菜や果物などに豊富に含まれていますが熱に弱く、加熱調理をすることで簡単に分解してしまいます。
また、ビタミンCは水溶性のため水にも弱く、野菜や果物を水洗いすることでも流れ出てしまいます。
そしてさらに空気にも弱いという性質があり、空気に触れ酸素を取り込むことで分解されてしまいます。
これら多くの弱点を持つビタミンCを野菜や果物から摂取するには、やはり生で食べられるのが一番お勧めということになりますが、野菜によっては加熱してもビタミンCが分解されないものもあります。
例えば、ジャガイモやカリフラワーなどのビタミンCは、加熱による損失が少ないので、調理後でもビタミンCをきちんと摂ることができます。
ビタミンCは、体の中で2~3時間ほどでしか留まっていられず、余分に摂取した分は体外へ排出されてしまいます。
ビタミンCが欠乏すると
ビタミンCの不足によりコラーゲンの形成が不十分になると血管壁の細胞がゆるみ出血しやすくなり、骨も弱くなるため骨折しやすくなります。
また、細菌に対する抵抗力が弱まりダメージを受けた組織が再生しにくくなります。
寒いとビタミンCの消耗が激しく、補給しないと風邪や肺炎を起こしやすくなります。
タバコを吸うとビタミンCの消耗が大きくなるため喫煙者は欠乏症になりやすく、ストレスを感じることでも消費され不足しがちになってしまいますので毎食後小まめに補給する必要があります。
ビタミンC欠乏による主な症状
・壊血病
・風邪
・しみ・そばかす
・肌の張りが失われる
・歯茎からの出血
・疲労
・脱力感
・心身症
・アレルギー症状
・筋肉、骨が弱くなる
・胃弱
・貧血
・切り傷が治りにくい