冷え症の真因はストレス?
冬の悩み1位は「冷え症」…真因はストレスという記事が産経新聞に載っていました。
冷え性は、体全体よりも足や手など部分的に冷えを感じることが多く、原因としてはホルモンの変動による自律神経のバランスが乱れることでおこると考えられています。
女性に多いのは、女性特有のホルモン変動の影響と、男性に比べて皮下脂肪が多いことも原因の一つです。
脂肪は熱を通しにくく、一度冷えると温まりにくいという性質があります。
また、女性は男性に比べて筋肉が少ないことから血液の流れが悪いことも原因しています。
産経新聞の記事によると、現代人が最も感じる冬の悩みは冷え症。
原因として運動不足を挙げる人が多いものの、本当の原因はストレスとみられることが、学術団体「シトルリン研究会」のアンケートから分かったそうです。
有意義な最も感じている冬の悩みは
(1)冷え症(21・0%)
(2)肌の乾燥(19・9%)
(3)首・肩のこり(18・0%)-の順。
感じる時間帯は、起床時と就寝時。
男性では「仕事中」という人が約20・9%を占めた。
男女別では男性の80・2%が冷え症を実感していないと回答。
しかし、このうち31・2%は「朝起きるのがつらい」「肩こりがひどい」など冷え症のチェック項目に3つ以上該当しており予備軍とみられます。
冷え症の原因だと思う生活習慣は
(1)運動不足(46・1%)
(2)ストレスが多い(31・7%)
(3)睡眠不足(30・3%)-の順。
冷えを感じる場面について聞くと、
「仕事が忙しくストレスがたまっているとき」
「長時間、同じ姿勢で仕事をしているとき」といった回答も。
中には、「景気の先行きが不安だと感じるとき」という今の時代を反映する答えがあった。
調査結果に対し、大阪大学大学院医学系研究科の石蔵文信准教授(循環器)は、冷えは血液が滞ることで起こるが、自律神経のバランスを崩すことで血管が収縮し、血流が悪くなっている人が多い。
冷えはストレス過多のサイン。
「まずは冷えを自覚することが大切」とコメントしています。
自律神経とは
交感神経→ 活動系
副交感神経→ 休息型
があり、この2つの神経のバランスにより調節されています。
ストレス時に働くのは交感神経で、血液は身体活動のために使われる脳・心臓・筋肉に集中するため皮膚の末端や消化器系では血流量が低下することが冷え性の原因になっています。