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低インスリン(インシュリン)ダイエット

低インシュリンダイエット

脂肪合成を抑制して痩せる

低インスリンダイエットとは、グリセミック指数(GI値)の低い食品を食べる事でインスリンの分泌を抑え、脂肪合成を抑制することで痩せるというダイエット方法です。
低インスリンダイエットは、もともと糖尿病患者の食事療法として開発されたもので血糖値の急上昇を抑えるのが目的でした。

グリセミック指数(GI値)とは、→血糖値を上げる速度を数値化したもの
有意義なインスリンとは、→ 脂肪の蓄積を進めるホルモンで、血糖値が上昇した時には減少させる働きがあります。

血糖値が上がらなければインスリンの量も減り、結果的に脂肪の蓄積も抑えられるという事です。
血糖値を上げ過ぎないことは肥満防止につながるだけでなく健康を管理する上でも大切な事です。
 
おもな食品のグリセミック指数=GI値(ブドウ糖を100 とした場合)
GI値の低い食品を上手く利用しましょう。

食品名 GI値 食品名 GI値
上白糖 99 食パン 95
チョコレート 91 じゃがいも 90
せんべい 89 ドーナッツ 86
フライドポテト 85 ショートケーキ 85
精白米 85 うどん 85
そうめん 80 にんじん 80
クッキー 77 トウモロコシ 75
ハチミツ 75 アイスクリーム 66
パスタ 65 かぼちゃ 65
バナナ 56 さつまいも 55
玄米 55 そば 54
牛肉 46 豚肉 46
鶏肉 45 ごぼう 45
豆腐 42 魚介類 40前後
りんご 36 納豆 33
大豆 30 トマト 30
バター 30 30
牛乳 26 もやし 22
ひじき 19 こんぶ 17
ほうれん草 15 寒天 12

 

低インスリンダイエットと低炭水化物ダイエットとの関係

インスリンは、血糖値が上昇した時に血糖値を下げる働きがあります。
インスリンには中性脂肪を合成し、貯えるという働きもあるため、インスリンが多く分泌されると太り易くなってしまいます。

太らないためにはインスリンを分泌させ過ぎないことが必要なのですが、分泌させないためには血糖値を急激に上げる食べ物を控える必要があるということです。
GI値の低い食品を食べる事がインスリンの分泌を抑え、脂肪合成を抑制することにつながりますし、炭水化物を思い切って減らすことで脂肪を効率的に分解することができます。

太っている人は、インスリンが効果的に働かないことが多く、常に必要量以上にインスリンを分泌していることから、低カロリーダイエットをしても脂肪の分解がなかなか進みません。
炭水化物(主にご飯などの穀類や砂糖など)は、体内に入るとすばやくグルコースという糖質に変わり、血液中に入って血糖値を上昇させます。

グルコースは、エネルギーとして燃焼されますが、余分なものは体内で脂肪細胞に変わり体内に蓄えられます。

脂肪は、お腹の周りに溜まり易く下腹太りの原因になっています。
炭水化物は、脂肪細胞に変わるスピードが脂質に比べて早いので太り易いわけですね。

炭水化物を極端に制限すると脂肪をエネルギーとし始めますので痩せ易くなります。
インスリンが不足していると脂肪代謝の中間産物として脂肪から『ケトン体』という物質が作られ、血液が酸性に傾く危険から脂肪を尿として排出するようになります。

炭水化物の量を1日、50g以下にすると、脂肪は尿として排出するだけでなく、ケトン臭(ダイエット臭)として、呼気や体臭にも発生するようになります。

炭水化物を1日50g以下にすると
①インスリンが無いので脂肪合成がストップします。
②インスリンが十分に分泌されないため中性脂肪が分解されて、どんどん血液中に放出されます。

ということで、低炭水化物ダイエットは体脂肪の減りが悪くなった場合には非常に有効な方法ですが、あくまでも一時的な方法としてお考えください。