炭水化物ダイエット

炭水化物ダイエット

炭水化物(主にご飯などの穀類や砂糖など)は、体内に入ると、すばやくグルコースという糖質に変わり血液中に入って血糖値を上昇させます。
グルコースは、エネルギーとして燃焼されますが、余分なものは体内で脂肪細胞に変わって体内に蓄えられてしまいます。
炭水化物は、 この脂肪細胞に変わるスピードが脂質に比べて早いため太りやすい。
特におなかの周りに溜まりやすく下腹太りの原因になります。

炭水化物抜きダイエット(アトキンス式ダイエット)
炭水化物を一切食べない代わりに、それ以外のものは自由に食べても良いというダイエット方法で、炭水化物からのエネルギー供給がない分、身体の脂肪を分解してエネルギーに変えるためダイエットになるというもの。
脂肪を分解してエネルギーに変える事は、かなり大変な作業のためカロリー消費も多くなります。
そのため、日本人の主食である炭水化物を抜く事で効果は表れるが、持続するのは難しいようです。
炭水化物を抜く事で脳の働きが悪くなるという影響はありますが、一時的に痩せたい人には良いかもしれません

低炭水化物ダイエット
炭水化物を極力減らすことで痩せるダイエット方法です。
脳が正常に働くには100g程度の炭水化物は摂取する必要があります

 

炭水化物の分類

炭水化物はインシュリン(血糖値を下げる)の働きと密接に関わっています。

単純炭水化物とは、単糖類(ブドウ糖、果糖、ガラクトースなど)や二糖類(麦芽糖、乳糖、ショ糖)など分子の数が1~2個からできているものを言い、消化・吸収が速いため、すぐに血糖値が上昇しインシュリンが分泌されます。
血糖値の上昇と低下が急激におこるため、甘いものを食べたいという欲求が強くなることから結果的には脂肪が蓄積され易い状態になります。

複合炭水化物とは、分子が多数結合したもの(パン、ごはん、麺類、いも類なに含まれるデンプン)を言い、消化・吸収に時間がかかるので血糖値の上昇が緩やかになり、脂肪になりにくい性質があります。

自然な形で存在する炭水化物には、必須栄養素と植物化学成分が含まれていて健康を維持し代謝を活発にしてくれますが、加工・精製された悪い炭水化物は、代謝を遅くし、太る原因になっています。

 

炭水化物は、食事に含まれる糖の供給源であり、糖はエネルギーの主要な供給源ですが、糖と一緒にいる仲間が糖の代謝に及ぼす影響を決定しています。

 

・食事に単独で含まれる糖は血中に直ぐに吸収されて、不要な連鎖反応を起こして空腹感を増し、体重を増加させてしまうためダイエットの大敵。
・良い仲間(ビタミン、ミネラル、食物繊維)と一緒の糖は、ゆっくり血中に吸収されるので代謝を安定させてくれるためダイエット効果が高まります。